高円寺「原発なくせ!」デモを撮影してきました。

原子力発電の是非は、色々な人が色々な思いを抱えていることだと思う。なくした方がいいという意見も、そうは言っても他に方法が…という意見も、どちらも納得できるほどには説得力のある意見であろう。事故を起こした以上は、見直さざるを得ないことは間違いないが、震災以前の3割使用を維持していくのか、それとも原発にかけていたコストを新エネルギーや再生可能エネルギー技術の普及へ転用し、徐々に原発の割合を減らしていくのか、現実的に考えればいきなり全ての原発を止めることなど不可能だが、可及的速やかに対応していかないと、世間に蔓延したパニックムードがどういう方向へ行ってしまうかわからない。

今回行われた高円寺のデモをはじめとして、同時多発的に始まった原発反対デモのいくつかが、いずれ過激な方向へ行かないなどとは、誰にも言い切れない。

ぼくはこのデモのように「原発やめろ! いますぐ止めろ!」とは言えないが、これまでの想定を見直して、僅かなリスクもないがしろにしない態勢にすることが必要だと考えている。日本の技術で言えば、原発以外の技術でも相当量の電力を生み出せるだろうということは想像するに難くない。今まで検証をしていないことは代替がないことの説明にもならない。

デモの模様を動画記録したので10分ほど時間があれば見て、あなたの心に浮かんできた意見を大事にして欲しいと思う。原発賛成、反対、そんなものはどうでもいいことである。今までは驚くほど多くの人たちが原発について賛成でも反対でもなく、ただ惰性で過ごしてきたのだから。

 

 

デモ隊は数百人のグループがいくつかのブロックを形成して進んでいて、信号や交通規制の影響で一列にはなれない状態だった。着ぐるみ、女装、チンドン屋、右翼、母子、学生、冷やかし、外国人、被災者など参加者の属性は雑多で、悪く言うとまとまりを欠いていたが、良く言えば多くの人に情報が行き渡ったという見方も出来る。

ぼく自身はネットで何を言おうが世の中が変わることなどあり得ないと思っていて、遅々として現状を維持しようとする社会をなんとか変化させていくためには人間が織りなすパワーが不可欠だ。暴力的になれば血が流れるし、圧倒的になればベルリンの壁も壊れる。